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M&A実績

”理想的ではない親族承継”により直面した問題を
”大手へのグループ入り”という英断で解決したM&A

譲渡企業

金物卸売業

  • 売上高:5億円未満
  • 従業員数:10名以下
  • 所在地:広島県
  • 業歴:約40年

背景

対象会社は、買主企業に勤めていた対象会社オーナーの父が独立して創業。独立後も買主企業と取り引きを続け、長年にわたり良好な関係を築いていた。その後、創業オーナーが亡くなり、急遽、30代のご子息が引き継いで経営することに。しかし、元々、事業を引き継ぐつもりが無かったご子息が勤めていたのは、対象会社とは全く別の業界。会社経営の経験が無いのはもちろんのこと、製品知識や業界知識もまったく無く、同社の経営において大変に苦労をしていた。自身の経営手腕に限界を感じていた売主が、「創業時から深い縁があり、大手企業である買主の傘下に入ることが、会社や従業員に将来にとって最良の選択なのでは」と考え、対象会社の譲渡を決断。

譲受企業

ボルト・ナット・ねじ等製造業

  • 売上高:10億円~30億円
  • 従業員数:約100名
  • 所在地:京都府
  • 業歴:約100年

背景

金属製品の企画・製造・販売を手掛ける同社は、熾烈な競争を極める業界の中で確固たる地位を確立するために、更なる営業力の強化と中国地方への事業拡大を課題としていた。その中で、長年にわたり取引関係にある対象会社が譲渡を検討しているという情報を得る。中国地方を事業基盤とし、地場商社として高い営業力を持つ対象会社は、大手企業との直接取引を含む魅力的な顧客基盤を形成していた。その商流を守るためにも、更なる事業拡大を図るためにも、対象会社のグループ入りは必要不可欠であると判断し、買収を決断。

成立後

◆全従業員の雇用を継続。
◆対象会社の経営から身を引くことを望んでいた売主に代わり、
 買主企業の取締役が、対象会社の代表に就任。引き継ぎも速やかに完了。
◆既存取引先の引き継ぎも滞りなく進み、その後の取引拡大、販路拡大も順調に進んでいる。
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