MENUCLOSE

M&A実績

親族承継を断念し、第三者承継を模索したことで
理想的な相手への事業承継を実現させたM&A

譲渡企業

不動産賃貸管理業

  • 売上高:5億円未満
  • 従業員数:約20名
  • 所在地:神奈川県
  • 業歴:約50年

背景

神奈川県で不動産賃貸管理業を手がける同社は、地域密着型で事業を展開し、堅実な経営を続けてきた。かねてより、オーナーのご子息を後継者候補として育成に努めてきたが、残念ながらご子息に会社を任せることはできず、親族承継を断念。また、「今後は不動産業界もIT化が重要である」との考えから、顧客向けサービスや社内業務にもITを導入せねばならないという課題意識があった。しかし、当時オーナーの年齢は81歳。自身の年齢を考えると、事業承継をこれ以上先延ばしにすることはできず、第三者への事業承継を決断。

譲受企業

不動産賃貸管理業

  • 売上高:100億円~500億円
  • 従業員数:約120名
  • 所在地:東京都
  • 業歴:約55年

背景

借上社宅管理事業および不動産賃貸管理業で全国展開をする同社は、既に神奈川県内でも複数店舗を展開していたが、対象会社が本拠地を構えるエリアには未進出だった。各地域の不動産会社と連携し「地域密着型総合不動産サービス」を提供する同社にとって、対象会社が持つ「地域密着がゆえの強固な顧客基盤と保有物件」「長年培ってきた不動産オーナーとの信頼関係」は非常に魅力的であり、当該エリアへの進出の契機になると判断。また、同社が持つITノウハウを対象会社に移管することで、業務の効率化や顧客満足度の向上を図れる見込みがあり、グループ化による相乗効果は大きいと判断し、買収を決断。

成立後

◆売主オーナーは、長年抱えていた事業承継問題が解決され、精神的な負担から解放された。
 M&A後は代表取締役を退任し、顧問として引き継ぎに専念している。
◆全従業員の雇用が継続された。
 M&Aが成立する以前は、従業員も事業承継問題の先行きに不安を感じていたが、
 大手上場企業の傘下に入ったことで安堵し、新たなスタートに際して意欲的になっている。
◆M&A後は、買主グループのスケールメリットや経営・ITノウハウを取り入れ、
 「入居率の改善」「IT活用による業務改善」「顧客満足度の向上」に取り組んでいる。
TOP