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M&A実績

経済不況による逆風を乗り越えた両社が
“業界トップ企業”を目指す契機となったM&A

譲渡企業

人材紹介・派遣業

  • 売上高:5億円未満
  • 従業員数:10名未満
  • 所在地:神奈川県
  • 業歴:約30年

背景

日本全国のリゾート施設をメインとした人材紹介・派遣業を営む同社。派遣対象エリアに対して社員数が少なく、受け入れ体制に限界があるという課題があったものの、主要取引先が大手リゾートホテル運営会社ということもあって安定した業績を築いていた。しかし、オーナーが60歳半ばに差し掛かり、社員への事業承継を検討し始めた頃に新型コロナウイルスが蔓延。同社の事業は大打撃を受け、大きな負債を抱えることになってしまった。経営状況が一変したことで社員への承継は事実上不可能になってしまったため、M&Aで事業を引き受けてくれる先を探すことになった。

譲受企業

人材派遣事業

  • 売上高:100億円~500億円
  • 従業員数:約300名
  • 所在地:大阪府
  • 業歴:約25年

背景

主に製造業や物流業向けに人材派遣・アウトソーシング事業を営む同社。リーマンショックで製造業向け人材派遣事業が大打撃を受けてしまった時の経験から、リスクヘッジとして他分野への事業参入を検討していた。かつて一度、リゾート人材派遣事業への参入を試みたこともあったが、その際は、ノウハウがまったくなかったため参入を断念せざるを得なかった。しかし、昨今のインバウンド需要の高まりから、リゾート人材派遣事業の可能性には引き続き着目しており、参入の機会を窺っていたところ、対象会社と出合った。同社にとって対象会社の事業ノウハウは魅力的であり、かつ、M&A後にグループシナジーを創出することで、対象会社が抱える「人手不足の解消」と「その後の更なる事業拡大」が可能であると判断し、買収を決断。

成立後

◆全従業員の雇用を継続。
◆売主オーナーは窮地を脱して安堵しており、現在は会長に就任して引継ぎを行っている。
◆今後は買主のリソース(人的リソース、拠点ネットワーク等)を活用して事業拡大に取り組み、
 数年後には同業界のトップとなるべく、積極的な事業展開を進めている。
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