M&A実績
撤退寸前の危機的状況にあった事業が
"期待の新規事業案件"へと一転した運命的なM&A
譲渡企業
婦人服・小物の製造販売
- 売上高:50億~100億円
- 従業員数:約250名
- 所在地:大阪府
- 業歴:約70年
背景
女性用アパレルやアクセサリー・雑貨の企画、製造、販売を行う同社。関西および首都圏の駅ビルや駅前商業施設などの好立地に店舗を構えて多くの顧客を獲得していたものの、収益面では振るわず、アパレル部門の事業不振が続いていた。その後、コロナ禍の影響で決定的な打撃を受けてしまったため、「ブランド・店舗・従業員などの事業資産を引き継いで事業を立て直してくれる企業があれば…」と願い、第三者への譲渡を模索していた。
譲受企業
婦人靴の製造販売
- 売上高:100億~500億円
- 従業員数:約250名
- 所在地:東京都
- 業歴:約20年
背景
婦人靴の製造・販売を行う同社は、更なる事業拡大のため、かねてよりアパレルへの進出を検討していた。対象会社のアパレル部門の業績は非常に厳しい状態ではあったが、「一定の知名度・ブランド価値がある」「店舗の立地が良く、同社と共通している」「顧客層も共通しており、顧客基盤の拡大に直結する」「経験豊富な店舗従業員の確保が可能」とメリットも非常に多くあった。これらのメリットから、新規事業を開始するうえで最適なM&Aであると判断し、買収を決断。
成立後
◆事業再生案件にもかかわらず、対象事業に従事する全従業員の雇用が継続された。
◆買主は、対象事業の譲受により、アパレル分野への事業進出を実現。
マーチャンダイズの再構成や、オンラインサイトのリニューアルに取り組みつつ、
事業の早期黒字化と今後の更なる事業拡大に向けて注力している。
◆売主は、不採算部門だったアパレル事業からの撤退により、
主力事業であるアクセサリー・雑貨の販売事業に経営資源を集中させることができた。
◆買主は、対象事業の譲受により、アパレル分野への事業進出を実現。
マーチャンダイズの再構成や、オンラインサイトのリニューアルに取り組みつつ、
事業の早期黒字化と今後の更なる事業拡大に向けて注力している。
◆売主は、不採算部門だったアパレル事業からの撤退により、
主力事業であるアクセサリー・雑貨の販売事業に経営資源を集中させることができた。