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成約ストーリー

A社代表取締役社長 N氏
(中国地方/建築金物制作・取付業)
40代前半と、若くして自社の譲渡を決意されたN氏
決断に至るまでの経緯とは
以前から、会社を譲渡することはお考えだったのでしょうか?
会社を譲渡するなど全く考えていませんでした。父が個人事業主として創業した事業を、約20年前に引き継ぎ法人化。「父から引き継いだ大事な会社と、日々懸命に働く従業員を守り抜かなければならない。」という使命感や責任感のもと、経営を続けてきました。エムレイスの担当者から、会社を譲り渡す提案をいただいた当時、私は42歳。引退を考える年齢ではなく、経営状態も悪くなかったので、その必要性は感じていませんでした。
なぜ、譲渡を検討するようになられたのでしょうか?
社員の労働環境の改善を考えたことが きっかけでした。
その当時「社員に適切な労働環境を提供したい」という思いに反し、休日出勤が日常茶飯事となっていました。取引先の特性や納期などが理由で、適切な労働環境を提供するための方策が取れずに苦慮していたのです。また、日が経つにつれ「自身が若く健康なうちに後継者について考えたい」と思うようになりました。しかし社内を見渡しても、候補となりうる社員は不在。併せて経営を担う重圧や、資金繰りに頭を悩ませる日々に、私は徐々に疲弊していきました。

そんな状態が続いていた最中、エムレイスから改めて提案を受けました。「同業かつ大企業のノウハウが享受できれば、計画的な受注ができ休日出勤は発生しづらくなると考えます」
その提案は私の心に強く響き、そうした企業であれば一度会ってみてもいいのでは、と考えが変わりました。
なぜ、エムレイスにご依頼いただいたのでしょうか?
エムレイス担当者は非常に話しやすく、相談しやすかったことが大きかったと思います。デリケートな内容を多分に含むため、相談しやすい担当者であることは私にとって重要なポイントでした。また、レスポンスの早さやその的確さも重要です。以前、複数の会社に向け質問を投げかけたことがありました。エムレイス担当者からは、どの会社よりも早くかつ的確な内容の返答があり、信頼に足る人物だと感じた記憶があります。
依頼する先は私の人生にとって最も大切な、「自身の会社」の将来を左右する相手の一人だといっても過言ではありません。これまでのやり取りから、信頼できると感じていたエムレイス担当者に依頼をするに至りました。
買い手側企業に対しての当時の印象、現在の心境や今後の展望をお聞かせください。
譲渡先には以前提案を受けた同業かつ大企業が望ましいと考えていました。実際、エムレイスから紹介されたN社は当社の課題を解決してくれる、まさに理想的な会社でした。
加えて、N社は複数の事業を展開しており、社員のキャリアが広がる点も魅力的に映りました。N社経営陣との面談からは「社員を幸せに導き、そして会社を発展させたい」という強い意志を感じ、私に譲渡を決断させる思い出深い出来事となりました。
N社のグループに入り約1年(インタビュー当時)が経過しました。資金繰りに悩むことが無くなり、充実した日々を過ごすことができています。今後は、グループ力を存分に活かし、自立・自走できる体制作りに励んでいこうと思います。
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